2021/01/17 17:39




ギャッベとは、もともとペルシア語で「ざっくりした」という意味を表す言葉で、古くからイランの南西部のザクロス山脈一帯に住む遊牧民によって織られている「毛足の長いじゅうたん」のことを言います。
もともと遊牧生活によって織られている毛足の長いじゅうたんを敷くことで、暑さ、寒さをしのぎ、快適に暮らすための生活道具として代々受け継がれてきました。



自分たちが育てた羊の毛から糸を紡ぎ、自生する草木で色を染め、手織りで織る。そんなシンプルな知恵の集積がひとつのじゅうたんを生み出し、家族で受け継がれながら使われてきました。
生活道具として気兼ねなく使える、そして手仕事のぬくもりと作り手の個性を楽しめる世界にたったひとつだけの表情をもつじゅうたん。それがギャッベです。



織り手の感性そのもので織り上げていくので、一枚として同じものがありません。
その時の気持ちを糸に込めるように織っていくので同じ人が織ったとしても同じものを織ることはできないのです。
たとえば、一畳くらいのサイズを織るときでも、出来上がりまでに3ヶ月ほどの時間がかかります。ひとつの季節をまたぐくらいの時間をかけて織り上げる。それは織る人にとってはどれも「傑作」と呼べるものなのだと思います。
その一枚はその時にしか織ることのできない表情となります。家族の無事や健康などを祈りながら織る、そんな気持ちが伝わってくるじゅうたんだからこそ、大切に長く愛してつかいたくなる魅力があるのだと思います。

ワイズカーサオンラインストアではチェアクッションサイズのミニギャッベをご用意。
チェアクッションサイズは椅子の上で使えば夏はサラリと、冬はあったか。車のシートにもおすすめですよ。さらにさらに、壁にアートのように飾ると部屋にナチュラルで優しい彩りを添えることができます。

是非自分らしい使い方を見つけて、心豊かな生活を送っていただければと思います。